人形町のイタリアンに「クリムト」が届いた!

2019/07/06 ブログ

土曜の午後、人形町のイタリアン・レストランにクリムトが届いた。

~小旅行とサッカー少年

先週末の土曜、スマホに着信があった。仕事中の僕はお客様との会話で忙しく、そばにいるスマホをかまってあげる時間がない。だからスマホはいつも無口だ。着信に気が付かない僕がなぜか「ブルっ!」と音が聞こえた気がした。

「はい、高木です」

「あっ幸ちゃん?」

東府中に住んでいる姉の、元気な声が僕の耳に飛び込んできた。さすがにもうじき古希を迎えようとしている僕に、チャン付けもないもんだと思いながらも、久しぶりの姉の元気な声がうれしかった。

「ちょっと相談があるんだけれど、聴いてくれる?」まだレストランは営業中だった。

「明日の日曜日に僕から電話をするからその時まで待てる?」

「うん、大丈夫よ。今すぐどうのって話じゃないから、じゃぁ明日よろしくね」

翌朝電話をするとこんな話だった。10年ほど前にずっと気になっていたクリムトの絵を、決心して購入して寝室に飾っていたが、このところ何か気持ちが落ち着かいにから処分をしようと思うんだけれど、誰か買ってくれる人はいないかしら?とこんな内容だった。

値段はって聞くと20,000円とのこと、それってレプリカだよねって話。それなら安いけれど誰も買わないだろうから、僕が買ってもいいよってことになり、1週間後の今日、東府中の姉のところにもらいに行った。

人形町からは都営新宿線で1時間程度、それほどの大旅行ではない。浜町の駅から乗り笹塚で京王線に乗り換える。笹塚で急行を待っていると少年が二人が

「おじさん!調布に行くんですけれど、急行に乗っていいんですか?」と聞いて来た。

「大丈夫だよ。おじさんも東府中に行くから途中まで一緒だね」

それから少年たちと調布につくまでサッカーの話で大いに盛り上がった。調布に着くと僕ら3人は降り次の各駅停車を待った。彼らはそこから飛田給まで行くとのこと味の素スタジオの近くのサッカー場で練習があるようだ。各駅停車は間もなくやって僕らはまた一緒に乗りあわせる。二人は仲良くサッカーの話に夢中になっていた。そしてしばらく僕は本を読んでいた。ふと、どこかなって社内掲示板を見る。「とびたきゅう」の文字が目に飛び込む。「あれっ?ここだよっ!」「いけねっ!」少年二人は慌てて閉まりかけたドアを飛び出ていく。うん、さすがサッカー少年!俊敏な動きが気持ちいい。これからが楽しみだ。

今度は僕が乗りすごさにようにしなくてはと思いながらも、座らず立っていた。やがて東府中に着く。

「今、駅に着いたから」と姉に電話を入れる。

「待ってるわ」と元気な声が聞こえる。つづく……